子どもたちが笑顔で自分が望んだ人生を歩んでいけるために

のら:女性 / 27歳

不登校の子どもたちが少しでも過ごしやすくなるように環境を整えていくことに携わりたいです。
私自身が小学校5年生の頃からなかなか学校に行けずにいたのですが、親や先生、友人などから「学校に行くのは当たり前だ!」と言われ続け、ますます学校から足が遠のいていきました。
当時から15年近くが経ち、流石に今は時代が変わって不登校も受け入れられやすくなっているだろうなと思っていたのですが、最近学校に行けないお子さんと接する機会があり、周りの大人から当時私が言われていたような言葉を投げつけられているのを見て悲しくなりました。
時間が経っても日本の価値観は大きく変わらず、「学校に行かないことはダメなこと」という認識がまだまだあるのだと思うと小学校時代の私のようにつらい思いをしている子の居場所をすぐにでも作らなきゃ!と思い始めました。
私は当時とある理解者に巡り合い「あなたにはあなたの生き方があっていい」と言われたことで救われ、学校に行かないことを否定せず話を聞いてくれる大人と出会えたことで抱えていた悩みを徐々に解消していくことができました。
私もその当時救ってくれた「あの人」になりたくて、今はとあるフリースクールにボランティアにいくことから始めています。
このフリースクールは学校に戻ることを目標にカリキュラムを組んでいるので、そこにも足を向けることができない子も多く課題を感じます。
まずは子どもたちの多様な価値観や背景を理解して、自分の考えや経験だけにとらわれず多角的に物事を見ることができる大人になりたくて色々な刺激を受けている最中です。
学校に行けなくても笑顔で自分が望む人生を歩んでいける、その足掛かりを作るフリースクールを必ず立ち上げます。

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