新型コロナウイルス感染症拡大によって大きく変わった私の夢

amimok:女性 / 51

 お恥ずかしい話ですが、私は新型コロナウイルス感染症がこんなに拡大するまで、在宅ワークとは大きな段ボールに入った小さな部品をひとつひとつ組み立てたり、1枚1円にも満たない宛名書きを黙々とするような、時間は取られるものの割りに合わない仕事だと思っていました。
 そんな時、私が勤めていた会社もテレワークが導入されました。誰もが初めての経験で手探り状態なため、やはり通常職場で行っている業務よりははかどらず、時間に空きが出てくるようになりました。
 暇を潰すように意味もなく検索していた時、クラウドソーシングサービスを知ることとなりました。
 高いスキルをお持ちの方はもちろんですが、私のような特別なスキルを持っていない方もたくさん登録されており、しかしそんな方でもたくさん受注されていることも分かりました。 さっそく私も登録し、始めは簡単なアンケートからスタート。徐々にいろいろな案件に応募していきました。
 本業よりも楽しくなってきた頃、本業の企業より派遣社員全員の契約解除が言い渡されました。私はすぐに就職活動をせず、失業保険の給付を受けながら在宅ワークを続けるという生活を選びました。
 私はずっと派遣社員として約1~3年の契約で複数の企業を転々としてまいりました。子供3人をもつシングルマザーとしては、派遣社員のような雇用形態が一番働きやすかったためです。子供も成人しそろそろゆっくりできると思っていましたが、次は孫が産まれいつまでもお金ってかかるもんなんだなぁ・・・と痛感いたしました。
 これからもゆっくりしている場合ではない!働かなきゃ!でも年齢の事もあり、そろそろ今までのようなデスクワークでの採用も難しくなり、今さら正社員なんて尚更。数年ずつの派遣先変更にも疲れてきました。そこで、新型コロナウイルス感染症が落ち着いたとしても、今後の事を考えると、在宅ワークで生活できるのであれば、それを本業にしたいという思いが強まりました。しかも、クラウドソーシングの発注が減る事もないでしょうし、定年もありません。
 まだまだスキル不足のため、在宅ワークのみで生活できるまでには到底及びませんので、現在はまた新しい企業に勤めながら、無理のない程度で在宅ワークと続けております。少しずつですがこれからも続けて、次の契約を終了するまでには、在宅ワーク1本で生活できるまでに成長する事が私の将来の夢であり、目標です。

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